「遺影」ってなんでしょう?
通夜・葬儀・告別式の際に飾られる、故人の肖像写真の事を遺影といいます。
日本で遺影が飾られるようになった由来は諸説あります。
江戸時代中期から末期にかけて流行した「死絵(しにえ)」
あるいは、明治時代に日清戦争・日露戦争で戦死した家族の写真を
遺族が飾ったことが発祥とも言われています。
いずれにせよ、故人の在りし日の姿を思い起こし、冥福を祈り、供養し、
極楽浄土においても平穏に暮らすことを願い、手を合わせる対象として
写真撮影の技術の発達と相まって、現在まで継承されてきたといえるでしょう。